「誰も知らない」

2005年5月16日
たまにはまじめにレビューでも。

「誰も知らない」

主役の柳楽優也クンがカンヌ映画祭で主演男優賞を取ったアレです。

多分、彼が主演男優賞とか取らなかったら、私は見ていなかったでしょう…

スカパの日本映画チャンネルでやっていたので見ることに。

東京で実際に起こった「子供置き去り事件」を元に作られたこの映画は、冒頭から淡々と子供4人の生活が語られます。

「これが(この淡々とした流れが)ずっと続くの…?」とちょっと飽きてきたころに、少し物語りに変化が現れて…

しまいにはマンホールチルドレンのような生活っぷりに、死体遺棄。

見た後に、ちょっと時間もったいなかった感があったのはヒミツです…。

事件の背景(子供らがなぜ「誰も知らない」子供なのか)とかが、映画の中で伝えきれていなかったような気がします。

私はこの事件の詳細をネットで検索して、やっと意味がわかったくらい。

柳楽優也クンのナチュラルっぷりは確かに見物かも。

演技とは才能に基づくのではないのか?と思うような振る舞いっぷり。

カメラの前であれだけナチュラルさを出せる俳優はあんまり居ないのでは?
(役になりきるのも大事だけどー)

この映画をサブカル的に見たいのなら、象徴的に使われている「赤」と、

長女役の北浦愛チャンの少女にしかできない憂いをこめた表情をご覧あれ。

そこから先は己で想像することをオススメしますw


まあ、なんだ。

本編のあとにK部が解説?なんぞやってるんだが…

K部、空気嫁。

という感じでした。

監督さんが話したいこと、話させてないと思うよ、K部。

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